コーヒー豆のかすってどんな使い道があるのかな?
使用後のコーヒー豆は今まですぐに捨てていたよ…!そんなことな位の?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- コーヒー豆のカスの上手な使い道
- 使用後はどのように捨てたら良いのか
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約8年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆も販売中。
それでは早速見ていきましょう。
賞味期限切れのコーヒー豆にも意外な使い道がある
使用後だけでなくとも、賞味期限切れになってしまって捨てなければならなくなった経験はないでしょうか?
ですがちょっと待って下さい!
油が出てしまって飲めたものではないですが、そんな見た目でも実は意外な使い道があります。
早速本題のコーヒー豆のカスの意外な使い道を7つ解説していきます。
まとめると以下の通り。
- 消臭や脱臭
- 肥料や堆肥
- 猫よけ・虫除け・雑草の駆除
- 美容
- 靴磨き・金属磨きのワックス
- 染料
- 洗剤の代わり
一つ一つ解説していきます。
【コーヒー豆カスの使い道】1. 消臭・脱臭
コーヒー豆かすの使い道1つ目は、消臭・脱臭として使うことです。
近年では消臭するために、炭を活用するのが流行りました。
しかし、実はコーヒー豆のかすはアンモニアの匂いの消臭力で比べた場合では、炭の2〜5倍は消臭力があるという研究結果も出ています。
コーヒーのかすは活性炭と構造が非常によく似ています。
そのため、いやな匂いを効率的に消臭することが可能なのです。
つまり、スタバなどでもコーヒー豆のかすをトイレに設置しているのはそのためです。
ソウル大学の研究では、コーヒーの香りを嗅いだネズミの蛋白質(タンパク質)に変化があることが判明しています。
香りによるこの研究結果は睡眠不足がもたらすストレスを解消することが判明されています。
つまり消臭・脱臭だけではなく、ストレスの緩和にも繋がります。
コーヒー豆カス消臭剤の作り方
コーヒーカス消臭剤の作り方は、かなりシンプルです。
結論として、使用したコーヒー豆のカスを乾かして袋に入れるだけです。
乾かさずに脱臭剤として使うと、カビが生えたりして他の手間がかかってしまうので、必ず乾燥させてから使用するようにしましょう。
乾燥方法として、ベランダなどで乾燥させる場合には、新聞紙、クッキングシート、プラスチックトレー、アルミはくなどを上に広げ、カスを日なたで乾かすと効果的です。
時間は約1日あれば十分です。
【コーヒー豆カスの使い道】2. 肥料や堆肥
コーヒー豆カスの使い道2つ目は、肥料や堆肥として使うことです。
コーヒー豆のカスを土に混ぜることで、油カスと同じような効果をもたらすことが出来ます。
つまり、育てている植物にとっていい養分になるわけです。
注意点としては、しっかりと腐敗させてからにしましょう。
肥料として使うため、腐敗させなければなりません。
土の中に混ぜてから発酵させるのでなく、前もってコーヒー豆のカスを発酵させて(腐らせて)から撒けば肥料になります。
しっかりと乾かさないと虫がわくことがある
十分に乾かした後でないとカビが生えることもあるため、表面にまくとそこに虫がわくことがあります。
そのため、コーヒー豆カスを少し埋めるようなイメージを持つと良いです。
少し手間がかかってしまいますが、無駄にはならないのでぜひ活用してみてください。
【コーヒー豆カスの使い道】3. 猫よけ・虫除け・雑草の駆除
コーヒー豆カスの使い道3つ目は、猫よけ・虫除け・雑草の駆除になります。
1平方メートルあたり16キログラムをまいて1年ほど観察したところ、カスがないのと比べて、雑草の量が5分の1になったとの研究が出ています。
また、コーヒー豆カスはアリやナメクジ、カタツムリ除けにもよく効きます。
つまり、虫よけですね。
家の周囲のアリ塚や、ナメクジやカタツムリが頻繁に発生する生け垣や外壁付近の地面に、コーヒーカスをまいてください。
猫もコーヒー豆の臭いが嫌いであるため、野良猫が来て困っているという方はぜひ挑戦してみてください。
【コーヒー豆カスの使い道】4. 美容
コーヒー豆カスの使い道4つ目は、美容です。
これは驚きではないでしょうか?
まだ温かい使用後のコーヒー豆カスを、新聞紙などの上に4分の1カップほど広げます。
そして、オリーブオイル大さじ1を加えて混ぜます。
あとは、セルライトが気になる部分に塗りつけ、マッサージするとむくみ対策になることが知られています。
カフェインにはむくみを引き締める作用などがあります。
そのため、女性の大敵である「セルライト」を除去する高級クリームには、このカフェイン成分が主成分として含まれていると言われています。
カフェインの効果についてより詳しく知りたいという方は「【最新】コーヒーのカフェイン量はどのくらい?その効果と副作用も解説」の記事を参考にしてみてください。
また、卵1個分の白身と1/4カップのコーヒー豆カスを混ぜ、目のまわりなど敏感な部分を避けて塗ります。
しばらくして、手で優しくマッサージしながら洗い落としましょう。
そうすることで、毛穴の汚れをスッキリ落としてくれる効果があります。
【コーヒー豆カスの使い道】5. 靴磨き・金属磨きのワックス
コーヒー豆カスの使い道5つ目は、靴磨き・金属磨きのワックスになります。
コーヒー豆のカスを使用したワックスの作り方を紹介していきます。
まずコーヒー豆の出がらしのカスをしっかりと乾燥させましょう。
それを布に包んで、磨きたいものをあとは磨くだけです。
コーヒー豆のカスに含まれている適度な油分が、靴磨きをするのに適した良いツヤを出してくれます。
金属についても同じように、想像以上にキレイに仕上げてくれます。
【コーヒー豆カスの使い道】6. 染料
コーヒー豆カスの使い道6つ目は、染料です。
作り方はとてもシンプルです。
布や紙など基本的には何でも染めることが出来ます。
コーヒー豆のカスを使った染料の作り方は以下の通りです。
まずは、コーヒー豆のカスを布やフィルターなどで包みましょう。
そこにお湯を入れて5〜10分間放置するだけです。
染めたい色の濃さに応じて、コーヒー豆のカスの量やお湯の量を調整してください。
染めたいものをコーヒーの液体に漬けるだけです。
【コーヒー豆カスの使い道】7. 洗剤の代わり
コーヒー豆カスの使い道7つ目は、洗剤の代わりです。
コーヒー豆の出がらしのカスは、洗剤や台所用具をキレイにする道具としても活用することが可能です。
鍋やフライパンに残った臭いをコーヒー豆の出がらしカスで消臭することが出来ます。
カレーなどといった臭いの強い料理を作ったあとの鍋やフライパンは、どうしても臭いがついていて臭いが取れなくなることが多々あります。
このような際にもコーヒー豆のカスを活用することが出来ます。
鍋やフライパンの1/3ほどに水を張り、そこにコーヒー豆の出がらしのカスを入れて沸騰させます。
しばらくグツグツ煮えてくるので、それを冷ますと臭いが自然と取れています。
他にも、魚を焼くグリルをコーヒー豆のカスで綺麗に出来たり、グラスや食器をコーヒー豆のカスで洗うことも可能です。
コーヒー豆カスの使い道は無限大!
いかがでしたでしょうか?
今回は「コーヒー豆カスの意外な使い道7選!捨てるのは損【保存版】」というテーマでお伝えしました。
今回の記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- 消臭・脱臭
- 肥料や堆肥
- 猫よけ・虫除け・雑草の駆除
- 美容
- 靴磨き・金属磨きのワックス
- 染料
- 洗剤の代わり
まとめ形式でお伝えしましたが、ほかにもコーヒー豆カスの使い道はたくさんあります。
女性であれば、美容に使えますし、消臭にも使えます。
他の市販のものを買うよりも、余ってしまったカスを新たに利用したほうが得ですし、捨てるのも面倒くさくありません。
再利用して、コーヒー豆を長く使っていきましょう。
またコーヒー豆ではなく、コーヒーかすの再利用方法について知りたい方は「コーヒーかすのおすすめ再利用方法11選!具体的なやり方も紹介」の記事をチェック!